はあぶ工房 Together Tel:0594-32-5216
Open 9:45-17:00 Close Sunday & Monday

はあぶ工房Togetherについて ≫≫

❖設立主旨

はあぶ工房Togetherは、心の病・精神に疾患がある人たちと、共に楽しみながらハーブを無農薬・有機肥料で栽培し、そのハーブを製品化・販売することにより、社会参加と自立への道を目指しているNPO法人です。
心の病・精神に疾患がある人たちが、一般企業で就労するにはハードルが高く、厳しい現実があります。ハンディを抱えながらも、自分の症状や能力に合わせて、社会の中で自分らしく生き、働くことが出来る一般事業所が必要!との思いから、NPO法人はあぶ工房Togetherが誕生しました。

❖設立経過

*ハーブ農園
1997年2月に300坪の土地を借りてスタートしました。土起こしから始め、うねを作り、苗を植え、様々な作業を経て、ハーブ農園では約60種類のハーブを無農薬・有機肥料で栽培しています。
公的な資金援助は受けずに、NPOとして100%民間資金で始めるために、桑名市在住の画家・故小林研三氏の協力を得て、彼の作品をデザインしたトレーナーを作成。それを販売して、ハーブの苗や肥料の購入資金に充てました。

2005年春から年末にかけて、ハーブ園の大移動を行いました。
ハーブの新天地は、はあぶ工房Togetherと連携して活動している就労継続支援B型事業所ワークルーム桑友(旧地域活動支援センター)の敷地内(桑名市吉之丸)にあります。スタート当初より、ハーブの世話は、ワークルーム桑友のスタッフ・メンバーとともに行っています。

*工 房

1997年10月に、収穫したハーブを使っての製品作り&販売、及びメンバーの社会参加のために桑名市西方の民家を借りて「工房」をオープンしました。現在の陽だまりの丘に移転するまでの7年半の間、週2日の運営でしたが、そこで様々なオリジナルハーブ製品の開発と、多種多様なふわふわシフォンケーキの研究を行ってきました。

週2日、ワークルーム桑友(当時、小規模共同作業所)から元気なメンバーたちが数人交替でやって来て、ボランティアさんの協力を得ながら一緒に作業に励みました。ボランティアさんの中には、心の病を発症し、社会復帰に向けて気軽に通える場所を求めて来られる方々もおられ、当時より工房は、癒しの空間としての役割を担っていました。そんな安らぎタイムを求めて、たった2日のオープンにもかかわらず、お客さまがハーブティーやケーキを召し上がりに、またハーブ製品を買いに足を運んで下さいました。

また、運営資金作りに、桑名市役所を始め病院、市内の小・中・高等学校、イベント会場等に出かけて販売を行いました。そこから得られる収益は、家賃を含む運営資金、及び、心の病を持つ人たちの自立のための資金(報酬)として用いてきました。しかし、数年後にみんなの夢である「手づくりハーブとシフォンケーキのお店」を作るには、ほど遠い収益でした。その資金作りのために、NPOの活動を支えて下さる賛助会員を募って会費の納入をお願いし、またコンサートやバザーを開催しました。7年の歳月を経て、ようやく建設に必要な資金を集めました。

2004年3月:NPO法人化。5月:借地契約(約150坪)。12月:棟上げ

2005年4月、新興住宅地「陽だまりの丘」のメインストリートに、念願の新工房「手づくりハーブとシフォンケーキのお店」をオープンさせることができました。

オープンにあたり、どれだけ多くの方々のご協力とご支援を賜ったことでしょう!
資金作りのコンサートに快く出演して下さった音楽家のみなさん。バザーのお手伝いをして下さった方々、また会場で桑名特産のしじみ汁を振る舞って下さった赤須賀漁協青壮年部の漁師さん。土地を貸して下さった地主さん。工房をオール天然無垢材で建築して下さった大工さん。引っ越しを手伝って下さったボランティアの方々。喫茶ルームに必要な様々な備品をご寄付くださった方々。グランドピアノをご寄付下さった三重ベンチャークラブの皆さま。ここに書き記すことが出来ないほど大勢の皆さまの温かい応援と協力をいただき、感謝に堪えません。

2013年の7月からは、工房の一角に就労継続支援A型事業所「はあぶこうぼう」を立ち上げ、「ワークルーム桑友」と連携し活動しています。

オープンから今日まで、スタッフ・メンバーが協力し合い、ケーキ作りやハーブ製品作り、接客、ガーデン管理を行っています。そして、そのすべての作業をサポートするために、大勢のボランティアの方々が関わって下さっています。さらに、ギャラリーで展示を行って下さる方々、貸切コンサート会場として利用下さる方々等、運営を軌道に乗せるために、実に多くの人たちのご協力とご支援をいただきながら、現在に至っています。人の心の温かさ、人の輪の大切さをいつも感じながらの活動です。

NPO法人はあぶ工房Togetherの事業紹介≫

心に病のある人・精神に疾患のある人の自立支援・社会参加事業
●ハーブの栽培・製品作り・販売活動
●工房での接客・ケーキ作り
障害福祉サービス事業
●就労継続支援A型事業所「はあぶこうぼう」の運営
●就労継続支援B型事業所「ワークルーム桑友」の運営
心に病のある人&その家族へのサポート事業
●対象者からの相談業務
●「ホットひといきティータイム」(家族を対象にした相談・交流会)の開催
人権啓発推進事業
●ハーブ農園・工房での体験学習活動受け入れ
●人権啓発コンサートやイベント
広報事業
●会報の発行
●ホームページによる広報活動

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